NZの会社で働いてみて感じた日本との違い-いい所編

img-work-oversea 仕事

こんにちは、おさみです!

現在NZの会社に就職して3ヶ月が経ちましたが、3ヶ月働いてみた感想を書いてみようと思います。実際には、HQ(本社)がUKにあり、世界にいくつか支社をおく会社のオークランド支社という位置づけではあるので、バリバリNZローカルの会社とは少し違う部分もあるかもしれませんが、たくさんのKiwiが働いているので、何かの参考になればと思います。

就活等の経緯については、こちらにまとめているので見てみてください。

どんな会社で働いているのか?

一言で言うとインサイドセールスのエージェンシーで働いています。
英語のポジションとしては、BDR(Business Development Representative)という名前でのポジションになりますが、クライアントとしてグローバルIT企業を持ち、クライアントのために、担当の国の企業にいわゆるテレアポをすることになります。

実際にはテレアポよりもマーケティングファネルの理解が必要であったり、クライアント企業のセールスと密にコミュニケーションを取りながら戦略的に見込み顧客へのアプローチをメールや電話でする会社という感じです。

日本では、インサイドセールス自体の認知度がまだまだ低いですが、ここ数年で有効なマーケティングアプローチとして注目を浴びています。
特にコロナで展示会イベントメインでマーケティングをやっていた企業が、これまでと大きくやり方を変える必要が出てきているようで、弊社の業績も上がってきています。

オークランド支社は、グローバルの中では、アジアパシフィックの国を対象として、各国に国際電話をかけています。

社員の構成

社員の構成はというと、その時々のキャンペーン(クライアントやクライアントの依頼内容)によって変わるんですが、Kiwi、他支社から来たヨーロピアン、日本人、韓国人、中国人、インド人、マレーシア人、フィリピン人、、、、ととても多様です。

何故このように多様になるかと言うと、電話をかける際に、現地のビジネスマナーやビジネスカルチャー、言語をネイティブレベルで話せる必要があるからです。

ですので実務では、私の場合電話をかける時は日本語、社内のミーティングや研修は英語となります。チームも一つのクライアントに対して、複数の国がアサインされるので、マネージャーはScotishだったりします。

会社自体はすごい勢いで成長しているので、どんどん人が増えています。

日本で働いていた時と比べていいところ

さて、日本の働き方と比べていい所をいくつか挙げていきたいと思います。

あくまで、私が「日本で見てきた会社と比べて」という意味なので、みなさんの会社でそれは日本でもそうだというものはあると思います。

それでは、それぞれ少し深掘りしていきましょう。

管理職がマネジメントをしている

一番大きな違いがこれでした。
これまで、3社ほど日本の会社を見てきましたが、数少ない経験や友人・知人の話からすると、あまりマネジメントをしている管理職が日本にはいないという印象でした。

ここでいうマネジメントとは、チームマネージャーであれば、きちんとチームメンバーのパフォーマンスを管理し、何がよくできていて、何ができていないのか、それは何故なのかを常に気を配ったり分析などしてはチームに反映させるということをしています。

適宜チームメンバーに対するフィードバックやアドバイス、メンタリングも実施しています。また、マネジメントが仕事内容になるので、彼らが実務として営業行為をすることはありません。あくまで、どうやってチームのパフォーマンスをあげるのか?に注力しています。

これの何がいいかと言うと、役割が非常にはっきりしているかつ、彼らはマネジメントをある種体系的に学んだ上でそのポジションについているので、例えばチームに必要なことを適宜対応してくれます。

日本だといわゆるプレイングマネージャーと言われる、マネジメントをほとんどしない一番忙しい人達というのが主だと思います。ポジションとして主任などの役職についていても、部下の育成などをきちんと出来ない(そもそも学んでいない)人がポジションについてしまっていたりします。

きっちり時間通りの業務時間

これは、会社によりけりだとは思いますが、ウチの会社では業務時間を超えるいわゆる残業みたいなことは許してもらえません。理由はシンプルで、マネージャーの評価に関わるからです。マネージャーが許可する場合は、残業も可能ですが基本的には「何故今日残業する必要があるのか?」についてのきちんとした理由が必要になります。

大体の仕事は翌日でもいいことが多いので、自分が今日しないといけないと思い込んでいる仕事も、マネージャーに話すと、それは明日でいいよと帰宅を指示されることがほとんどです。

目標達成度合いによって、早く帰れる時がある

これは、営業職ならではだと思いますが、今の職種ではKPIがはっきりしています。
例えば、「週に1つアポを取る」などです。これは、アサインされるキャンペーンによって変わりますが、週や曜日によって社内のモチベーションをあげるために、KPIを〜%達成した場合は、昼で帰っていいなど即時イベントが発生します。

「割と結果が出せればいい」という考え方に比重が高い印象です。

ジョブディスクリプションがはっきりしているので、自分の仕事の範囲が明確

日本で多い求人が、それが何をする人なのかよく分からない求人です。
職種名だけ書いてあり、実際どんなことするのかよく分からないといった感じです。

海外では、基本的に各ジョブに人がつくイメージになるので、募集している仕事内容を満たせる人を探しています。そして、その仕事内容に対して決まった給料が定められています。

つまり、極端な話をすると、ジョブディスクリプション範囲外のことは最悪する必要がありません。もし、頼まれた場合に「自分の仕事はここまでと入社時に言われているはずなので、それ以上を依頼するのはおかしいのではないか?」という形で議論することができます。

個人的に、プラスアルファの仕事を頼まれることは、いいことだと思っているタイプなので、私は別に気にしませんが、気になる人は交渉の余地があるということです。

ちなみに、ワークビザを取得する時に自分のジョブディスクリプションに何が入っているのかが、鍵だったりします。内容が特別であるほど、現地の人でそれを満たせる人が少なくなるので、ワークビザの申請もしやすいのではないでしょうか。

最後に

今回は、長くなったので、この辺で終わろうと思います。
気になる所については以下にまとめています。
ぜひ読んでみて下さい!

にほんブログ村のランキングに参加しています。
ぽちりと押していただけると嬉しいです。

にほんブログ村 海外生活ブログ ワーホリ(ニュージーランド)へ