東京では、コロナによる外出自粛要請がやっと出たと聞きましたが、ニュージーランドの水際対策がすごいんです!これは、NZに入国した僕を待っていた、14日の隔離生活レポートです。
3/18にNZへ入国。到着以降、NZ政府の決まりで、14日間の隔離生活を余儀なくされており、今日(3/30)まで1人、ホテル生活を送っています。この自主隔離があと2日で終わろうとしている今、どうやって隔離生活を乗り切ったのか、僕なりの「隔離生活ハック術」、そして、この生活の中で気づいたことを綴ります。
3/18に入国した僕を待ち構えていた、ニュージーランドの徹底した水際対策
入国後、ホテルにチェックインすると渡されたのは、1枚の紙でした(写真参照)

ざっくり訳すと、
●部屋から2週間1歩も出ちゃダメだよー
●誰にも触れちゃダメだよー
●なんかあるときは受付に電話してねー
●1階のレストラン使いたいときは、受付に頼んでくれたら、部屋の前に持っていくよ。そのときは、ノックしてドアの前の床に置いておくから食べ終わったら同じように置いといてねー
●なんか食料や日用品欲しいときは配達のサービス使ってねー
●何かコロナっぽい症状感じたらここに電話よろしく!
はい、僕、コロナ菌をもっている可能性のあるヤツとして、公式に扱われておりますw
要は、2週間牢獄にいるような生活になります。
ちなみに、日本からNZのホテルまでの旅路もピリピリした感じでした。
ニュージーランド到着前に、機内では「コロナの症状がないか」、「1ヶ月以内で感染者との濃厚接触はなかったか」といった項目があるチェックシートに自己申告。さらには、NZに着陸後、機内に検疫チームが入ってきて、感染者がいないかをチェックするといった具合。
チェックシートには行き先(ホテルとか自宅)を明記しなければならず、未定であれば入国させてもらえません。ちなみに、ホテルの場合はホテルが自主隔離を許可してくれるかを確認しておく必要がありました。
ホテルまでどういったの?という点ですが、空港から最初の目的地に行くまでは、どんな交通機関を使ってもいいとのことだったので、バスで行きました。(空港内・移動中はマスクの着用義務があります)
幸い、滞在する部屋には、窓とインターネットがあり、最低限度の生活の質とメンタルの安定は保たれました。ただ、完全隔離なので、14日間、「対面で誰とも話せない」「散歩すらできない」という状況です。2ヶ月前に妻が先にNZ入りしており、隔離中ではなかったので、たまに必要な食料を持ってきてもらうことで、レストランを利用しなくともなんとか過ごすことができました。
隔離生活を経て見つけた、隔離生活ライフをハックする3つのポイント
僕が自主隔離生活をハック(自称)できた秘訣には、3つポイントがあります。
1. 場所を動かず、のめり込む何かを見つけたこと
2. 時間を気にすることをやめたこと
3. 自分のやっていることに、何かしらの社会とのつながりを見出すこと
1. 場所を動かず、のめり込む何かを見つけたこと
僕の場合は、日本での仕事を辞めたばかりということもあり、やりたいことはいろいろあったのですが、悩んだ結果、Youtubeのchannelを始めることにしました。本を読んでその解説動画を投稿するというものです。(チャンネル登録よろしくお願いします!)
慣れないせいか、作成に時間はかかりますが、案外これが楽しくて。朝アラームなしで目覚めては(大体5−8時くらいに目覚めてしまう)、PC の前に座って動画作成にのめり込み、気づけば夜の12時という毎日です。
誰にでも、何となくあれをしたいなーと思ってることあると思うんです。
僕の場合は、以下でした。
●積読を解消する
●写真の整理をする
●これからの人生についてゆっくり考える
●部屋の掃除、断捨離をする
●投資の情報収集や実際にやってみる etc..
もし、同じく自主隔離中の方、または日本でおうちタイムを持て余している人がいたら、一度、行動が制限される中でもできる、「やろうと思っていたこと」を洗い出してみるといいかもしれません。平常運転で忙しい日々が戻ってくれば、またきっと、まとまった時間はとれなくなるので、今がチャンスです(←14日の隔離生活を経ると、いやでもポジティブ野郎に進化できます)
2. 時間を気にすることをやめたこと
Apple watchも外し、ケータイはベッドに投げ基本的には集中ゾーンに入った状態を維持することで、時間の感覚がぶっ飛び今日が何曜日で自主隔離が何日目なのかも、どうでも良くなってきます。また、LINE・メッセンジャー等の通知も基本的に見ない状況にしてしまいます。
そうするうちに生まれる、「精神と時の部屋」にいるような感覚。時間の概念を太陽の動きだけに預けて、楽しい好きなことをただ続ける時間は、なんだか非常に幸福度高く、ぜいたくな生活だと思えてくるのです。しかも、僕の場合は、YouTube制作を通して1冊の本を自分で説明できるレベルに消化しているので、1日が終わるとき、昨日よりアップデートされた自分がそこにいる・・・。こんないいことないなと。
3. 自分のやっていることに、何かしらの社会とのつながりを見出すこと
個人的には、「楽しい!」だけでは動画を作り続けることに限界があると感じました。ふと気をぬくと、「あれ、何やってんだろう?」と虚しくなり、作業がとまってしまったり、動画の質が落ちたりしてしまうことがあったんです。
そんなときのマインドシフトに効いたのは、やっている作業に自分なりの意味を持つことでした。自分のやっていることが、誰かの役に立ったり、社会貢献につながったりするのだと信じ、使命感ややりがいをもって取り組むようにしたのです。僕の場合は、ビデオを通して紹介した本が、誰かの行動や考え方を変えるきっかけを与えることを想像しながら、作業に熱中しました。狭い20平米の部屋から社会とのつながりを見出していたんですね。この思考がなければ、やがて作業は途中で単なる暇つぶし化し、飽きていたかもしれません。